新入社員の心得

新入社員が知るべき名刺の受け渡し方

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名刺が支給された時、「この会社の社員になったんだ」という実感がわいた事でしょう。と同時に、名刺はあなたの顔だから大切にしなさいとも教わったのではないでしょうか。名刺は会社の一員であることを証明するものであり、自社と関連会社のコミュニティにおける身分証のようなものです。

名刺の歴史

名刺の起源は中国

名刺は会社情報とあなたの名前が書かれた紙です。なぜ名紙ではないのでしょうか。その由来は古く、ほぼ2000年前の中国から使われているそうです。その頃は紙ではなく、竹に名前を削って書いたそうです。この「名前が掘られた竹」を「刺」と呼んだとのこと。誰かの家を訪問した際に留守の時、玄関前にその竹を箱に入れて訪問を知らせていたことに由来しているのです。

日本における名刺の歴史

日本で名刺が使われ始めたのは1800年代の江戸時代とされています。この頃には紙が使われており、中国と同様留守の際に訪問を知らせるためのものとして使われていました。印刷名刺が使われるのは幕末期であり、明治時代に爆発的に広まったとされているようです。

名刺を渡すタイミング

先に名乗るのは社会の常識

日本では先に名乗る事が礼儀とされてきました。時代劇で合戦で両軍の武将が「われの名は****である!」「****がお相手いたす!」などと挨拶を交わすシーンがありますが、命がけの闘いの場でも名乗る事が礼儀でした。
名刺交換も同じです。どこの誰であるかを先に交換する事から始まります。まずは軽く挨拶をし、そこから徐々に本題へと入るのです。

立場が下の方から先に

相手が上の立場やお客様であれば、こちらから先に渡しましょう。新入社員のあなたはほとんどのシーンで先に渡す事になるでしょう。ただし、上司と同行している場合は上司が先に先方と交換します。相手が胸ポケットから名刺を出すより先に名刺を渡す動作を始めましょう。取り出しにくいポケットや、鞄の奥に名刺を入れるような事はしないでください。

欧米では名刺は別れ際に

アメリカやヨーロッパでは、名刺は挨拶の後や別れ際に渡します。これは、「今後連絡が必要ならここにお願いします」という意味を込めたものです。海外では片手で渡される事も珍しくなく、またメモ用紙にされることや、机の上に乱雑に置かれたり、すぐにポケット行きも多いのですが驚かずに対処しましょう。

名刺の渡し方、受け取り方

最初はぎこちなくとも、徐々に慣れるのが名刺の受け渡しです。

やってはいけない名刺の受け渡し

名刺入れをズボンのポケットに

名刺入れをズボンに入れる事は絶対にありません。名刺入れは必ず胸ポケットか内ポケットに忍ばせておきましょう。ほとんどの方は内ポケットに入れるでしょう。受け取る名刺をズボンにしまう事は失礼にあたりますし、ズボンから取り出すものを渡す事も無礼です。外ポケットもNGです。

定期入れと併用する

名刺入れは絶対に買って下さい。定期入れや財布を代用する方と稀に出会いますが、常識の無い人間であると思われてしまいます。立派な名刺入れは必要ありませんが、目立ちすぎなければある程度価値のある名刺入れでも問題はありません。

机の上での乱雑な扱い

名刺を頂いても名前を覚えるまでは机上に置く事が許されます。その際相手が1人であれば、必ずあなたの名刺入れを座布団代わりに使い、相手の名刺をその上に置きます。数人と打ち合わせをする時には相手の席順に合わせて名刺を机上に置く事がありますが、いずれのケースも斜めにしたり、上から何かを重ねないように注意しましょう。

片手で渡す。向きが逆。

名刺はよほどの事が無い限り両手で渡しましょう。名前が相手に読める向きであるか注意が必要です。相手も同時に渡してくる場合は、自分が相手の名刺より下になるように渡します。その際は一旦片手で受け、片手で渡し、渡し終えたらすぐに両手で持つようにすれば大丈夫です。

渡す時には「**会社の山田と申します。」、受け取る時には「頂戴いたします」と応じる事がマナーです。

名刺にメモを書こう

面会を終えたら名刺はあなたのもの。たくさんの人に出会う社会人という環境上、交換したものの誰だか分からない名刺がたくさん出てしまうのは仕方ありません。そうなった時に思い出せるよう、名刺の裏に出会った日付や場所、その方との話題や特徴などをメモすることをおすすめします。特にはじめてお伺いする会社や、何かの勉強会などでは数十人と一度に名刺交換をすることもあります。相手を忘れない努力は求められますし、覚えている事によって生まれる商談も事実数多くあるのです。
ただし、その人の前でメモをすることはマナー違反です。

【ミニ知識】名刺を交換したら感謝

ビジネスは人と人とのお付き合いです。名刺交換は、してくださるものです。新入社員であるあなたにわざわざ時間を割いてくれた事は感謝すべき事ですから、名刺交換をした相手には必ずお礼のハガキを書きましょう。
「この度はお忙しい中、名刺を交換してくださりありがとうございました。先日実際にお伺いして改めて御社の品質へのこだわりを知り、大変感動いたしました。微力ながら、御社にとって有益になる事を、出来る限り提供できればと考えておりますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。」のように簡単なもので良いので、50円を投資しましょう。そうすると次に会う際には好印象というイメージがあなたに味方してくれます。

名刺は新入社員のあなたの顔であり、会社の顔です。正しいマナーを持って相手にお渡しできるよう、同期と練習するなど、ぎこちなさを無くす努力をお忘れなく。

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