簡単な質問をします。
あなたがはじめての車を買おうとする時、ディーラーの男性が丁寧に接客をしてくれています。
あなたはビシッと決まったスーツの男性から買いたいですか?無精ひげでタバコ臭く、シワのあるスーツの男性から買いたいですか?
これは何も車に限った事ではありません。こうした服装や身だしなみが、仕事だけではなく私生活にも大きく影響を与えている事を、私達はあまりにも知らずに過ごしています。
人間はあまりにも多くの情報を日々得るようになったため、一つ一つの情報を出来る限り簡単にチェックする機能が備わっています。「人は見た目が9割」という本がベストセラーになりましたが、人はあった瞬間、2秒ほどの間にその人が好きか嫌いかを判断しています。
さて、これが何を意味しているか分かりますか?
仕事をする上で、誰かに頼み事をすることが出てくるでしょう。その頼み事を断られにくくする要因の一つが見た目であると言えるのです。
ある営業マンは、爪が伸びていて汚かった上、資料の整理がおろそかであったため、「うちにはガサツな人は向かないと思いますし」という文言付きで営業を断られた事があります。よれよれのスーツを来て営業を回っていると、お得意先の社長から営業についてひどく指導を受けたという話もあります。
またある者は、お付き合い先の社長から、「もっと良いスーツを来てくれないか?あまりにも運が逃げそうだ」と嫌味を言われた事があります。
新入社員は、こうした身なりの悪い相手を嫌う社長や担当者が五万と居ることを知りません。
靴を見られる。スーツで値踏みされる。背格好で決められる。そうした都市伝説にも似たような話は事実存在します。そうした事実を知っている人は人心掌握術に長けているため仕事がスムーズに運ぶのです。
ダサいという事はそれだけで損をしています。
ダサいという事は、あなたから説得力を奪い、魅力を奪い、顧客さえも奪っていきます。爪は伸びていないか、髪は伸びていないか、スーツはシワシワではないか、ネクタイは曲がっていないか、化粧は濃すぎないか、寝癖はないか、目のクマ、歩き方、座り方、訛り方言敬語エトセトラ。うまくいかない時は、そうした身だしなみや態度、服装を今一度チェックしてみることをお勧めします。