良く怒られる、上司に叱られる新入社員は、あなたの態度に問題があるかもしれません。あなたがもし自分に自信を持てていないなら、参考にしてみてください。
社会に出て最も嫌われるフレーズの一つが「自分程度の人間」「僕みたいな若輩者に」「私なんかが」という自分をへりくだる謙遜です。もちろんご褒美を頂く際に、「私などが頂いても良いのでしょうか。」という事で使用することには問題はありませんが、何かに取り組む時に「私なんかがやっても良いのでしょうか」という意味合いは避けるべきです。
そもそも会社は価値の無い人間を雇う余裕はありません。同様に、会社において自信のない人間は嫌われます。あなたが雇われるにはそれ相応の意味があって、あなたの価値を買ってもらったという事です。あなたは少なくともそのことに自信を持って良いのです。
会社が新入社員であるあなたを雇ったのは、将来の会社を支える最適なヒトであるからです。あなたはその素質を持っているので、自分程度などでは無く、非常に価値のある人間であることを自覚すべきです。
自覚できるとどうなるか、自信が付きます。よく新入社員は「自分は会社に役に立っているのだろうか」「自分は会社にふさわしいのだろうか」と悩みます。それは自分の力の無さを嘆く事、不甲斐なさを感じる事からくる悩みです。大事なのは、そこで会社を辞めようと考えてはいけません。自分には足りないものがあると分かったのならば、先に進む努力をしなければならないのです。
足りないものというのは得てして大した事ではありません。ちょっとした工夫をするだけで乗り越えられる事が多いのです。業績が上がらないと嘆く必要はありません。業績が上がらないのは上がらない動き方をしているからです。業績はコミュニケーションで上がるものですから、自信を失い、他人との接点を少なくするとさらに落ち込むように出来ています。
仕事がうまくいかない事に悩む時間があるのなら、人と会いましょう。本を読みましょう。セミナーに参加しましょう。そうやって多くの知恵を身につけ、自分の自信を高め、価値を高める癖をつけましょう。
今のあなたが価値がなくとも、将来価値ある人になれば会社としてはそれで十分です。将来会社を支える人材になってくれればそれで良いのです。なぜ中途採用の即戦力ではなく、一から教育が必要な新入社員のあなたなのか、良く考えてみてください。
さて、上司とのコミュニケーションに悩む、怒られやすい新入社員のあなたに、上司がイライラする新入社員の特徴をお伝えしましょう。
1.守らない新入社員
時間を守らない、約束を守らない、ルールを守らない。こうした新入社員は上司の怒りに触れます。
2.治らない新入社員
体調が治らない、遅刻グセが治らない、だらしなさが治らない。体調管理は社会人の基本です。身だしなみや言葉遣いは気をつけましょう。
3.はっきりしない新入社員
言い方が回りくどい、もじもじしている、もごもごしゃべる。「明るく元気にハキハキと」という小学校の教えは生きる知恵です。また特に今何しているのかはっきりしない新入社員はイライラさせますので、適度な報告は忘れずに。
では逆に上司に好かれる新入社員の特徴をお伝えします。
1.イキイキとした新入社員
明るく元気にハキハキとした新入社員。上司に対しても良く話題を持ってきて話す新入社員は好かれます。上司といっても会社を出たら1人の中年のおっさんですから、気軽さも大事です。挨拶はきちんとしましょう。
2.報連相で相談をメインに置いた新入社員
中年のおっさんは頼られる事が生きがいです。なんでもかんでも相談しましょう。俺がいなきゃしょうがねぇなと思わせたら好かれます。ただし、忙しそうな時は避ける事。また連絡の取り過ぎは嫌われます。忙しいのでそんな暇無いと言われます。逆に連絡不足も怒られますのでバランスが大事です。
3.たまに差し入れる新入社員
缶コーヒーでも良いでしょう。若者らしい情報でも良いでしょう。最近の流行について教えると喜ばれるケースが多いようです。また、業務で気付いた改善点や売上アップのアイデアなども差し入れると好かれる事が多いようです。
余談ですが、上司の中には叩いて伸ばすタイプがいます。とりあえず怒ればなんとかなると思っている人、自分の威厳を示そうとするあまりに刺々しい人になっている上司も多いでしょう。ただ怒る裏には想いがありますから、よほど病気のようなキレ芸でない限り、真意を聞いてみるのも良いでしょう。飲み物を差し入れて「ありがとう」と言ってくれる上司であれば、意図して怒る人である場合が多いので、差し入れたタイミングで食事に誘ってみるのも良いでしょう。その食事の場で、なぜ怒鳴り続けるのか、「私よく●●さんからお叱り受けてますよね、どうやったら良くなるのか分からないんです。」と本音トークを切り出してみても良いでしょう。
会社は結局人と人のつながりです。コミュニケーションを円滑にすることが、楽しく働くための唯一の成功法であることがヒントであると覚えておくと良いでしょう。