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第1問 各種業務処理を行ううえでパーソナルコンピュータの重要度が増す中、業務内容に適した機器構成を検討することは重要である。これに関する記述として最も適切なものはどれか。

ア HDD とは異なりSSD は、OS のインストールができないため起動ドライブとしては使えない。
イ PC にグラフィックボードを付ける場合、IDE インタフェースに装着する。
ウ PC には、処理速度を向上させるために、メモリモジュールを複数枚組み合わせて利用できるものがある。
エ マザーボード上の CPU ソケットの形状は標準化されているので、処理速度の速いどのような CPU への交換も可能である。

中小企業診断士はITにも強くなければならない、これは少し大変ですね。

パソコンの記憶媒体はこれまでずっとHDD、ハードディスクドライブと呼ばれるものでした。記録されているディスクを磁気ヘッドで読み取るもので、見た目はCD再生機のようなものです。立ち上げる時にはディスクの回転音がしますし、磁気ヘッドが移動するたびに音が発生するのが特徴です。

それが今はSSDソリッド・ステート・ドライブと呼ばれるものが一般的になってきました。巨大なSDカードのようなものです。ちなみにSDカードのSDはセキュアデジタルです。半導体メモリに記録するもの。

SSDはHDDに取って代わるものなので、OSインストールも当然可能です。磁気ヘッドで読み取るものではないため、読み込み速度は大幅に上昇しました。つまりパソコンの立ち上げがものすごく早く静かになったわけです。

最近は安価製品も出てきましたが、HDDに比べて高価です。インターネット空間にファイル保存するようになってきているので(クラウド利用)、以前に比べてそこまでファイル容量は必要としなくなってきましたから、SSDの活躍の場は広がっています。

アについては、間違いとなります。

グラフィックボードとは、パソコンの描写能力を高めるものです。ビデオカードとも呼ばれます。高画質の映像を出力したい場合や、動画をより綺麗により美しく見たい場合に、高性能グラフィックボードに交換する必要が出てきます。

グラフィックボードはPCIバススロットに差し込んで使用します。ゲーム用PCがいまだにデスクトップが主流なのは、このビデオカードの差し込み可能数の多さに起因していることも一因です。

IDEインターフェースはHDDを接続する際に使用しました。ただし通信速度の向上から、後年ではPCI接続のHDDも登場しましたし、SSDはPCI接続が主流なので、イ は正しくありません。

ウ について、ほとんどのPCにはメモリ拡張という枠を持たせてあります。初期販売の状態でも十分使えますが、イラストレーターやフォトショップ、CADソフトなどを使う場合は、初期の状態ではパワー不足になることが多く、フリーズして仕事になりません。そこで、メモリ増設をすることで、処理速度を向上させ、パワーアップさせる必要があります。よってウは正しい。

エ ですが、CPUはPCの核とも言える重要なもの。年々CPUも進化を続けていて、その都度ソケットも変わって行きます。具体的にはソケットに備えられているピンの数が変わっていて、当初は700程度しかなかったものが今や2011本を超えています。高性能CPUを積もうとすると、それに見合ったマザーボードが必要になる、というわけです。