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第2問 最近では液晶パネルが様々な種類のコンピュータ用ディスプレイやスマートフォ
ン等に使用されている。液晶パネルには動作原理が異なる数種類の製品があり、そ の選択に当たっては、業務における利用目的に合った画面の表示能力や描画速度を 有しているか等に注意を払わなければならない。特に商品の写真や動画を扱う場合 などは、正確な色を再現することができる特性を備えた製品を選択する必要があ る。
液晶パネルに関する以下の文章の空欄A〜Dに入る語句の組み合わせとして、最
も適切なものを下記の解答群から選べ。

液晶パネルでは、電荷を与えて液晶の並びを変化させることで光の【A】を変えているので、正面以外の角度からパネルを見ると正しい色や輝度が表現できず画面が見にくいが、この特性を改良した製品も販売されている。
液晶パネルの中で、【B】方式のパネルは、比較的応答速度が速く、光漏 れが少ないので黒がはっきりと表現できるが、正面以外の角度からは見にくい。 一方、【C】方式のパネルは正面以外の角度からの見え方が比較的良好で色 の再現性は良いが、光漏れの発生度合いが大きくコントラスト比を高くしにくく、応答速度の高速化も難しい。
液晶ディスプレイは色強度、コントラストなどが調整できるようになっているが、商品の写真や動画などの色を正確に表現するためには、【D】 を考慮した調整が可能なカラーマネジメント機能を備えたものを使用する必要がある。

AとDがわかっても結局BCで迷わせる嫌らしい問題です。

TN(Twisted Nematic)方式
VA(Vertical Alignment)方式
IPS(In-Plane-Switching)方式の3種類に大別

画質の順です。IPSが最も高画質、ただし静止画の場合。

液晶パネルは光の透過率を変えることで白か黒かを表現できます。TN方式は反応速度が比較的遅く、色を重視するものには向きません。見る角度によって輝度や色調が異なるので、パソコン画面でよく用いられます。

VA方式は特に上下の視野角にも対応するのでTN方式に比べて見え方が良いため、モニタを上から覗き込んで暗くならなければTN方式ではない、と言えます。ただTN同様のデメリットがあります。

IPS方式は見る角度による輝度変化と色変化が一番抑えられます。静止画の表現は高画質で表現が得意ですが、光漏れしやすいデメリットがあります。

色温度というのは、色をケルビン数で表現するもののことで、PC画面は6500Kほどで、テレビ画面よりも低い温度のため、赤みがかって見える。色温度はすべての色に影響するため、カラーバランスよりも色への影響は強い。

カラーバランスは、例えばRGBで言えば、赤、緑、青のバランスを変化させて色合いを調整すること。