第8問 リレーショナルデータベースでは定義された複数の表に様々なデータを
格納して処理を行う。下記のような A 表と B 表がある場合、参照の完全性参照整 合性ともいうを保つために必要な事柄として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

リレーショナルデータベースの問題です。
Webが得意でも、データベースについての知識はなかなか得られるものではありません。
データベースは情報の集合体。様々な情報を蓄積していくだけが目的ではなく、出力してこそ意味があります。リレーショナルデータベースでは、1つまたは複数以上のデータベースの中で、関係あるデータの結合、選択また抽出が行えるものをいいます。
今回の問題では、主キーと外部キーについてまず知っておく必要がありそうですね。
主キーは例えば、自動車のナンバープレートを考えてみましょう。例えばプリウスは日本中多くの台数が走っていますが、「A市 XX-01」のナンバープレートは1台だけですよね。主キーはそのデータベースの特定をできる情報のことだと考えてください。
外部キーは、他のデータベースで参照する場合の印のような意味合いがあります。
例えば、A表では商品コードとして、購入されたプリウスのナンバーと、車名、価格だと見てください。
B表が例えば購入者オイル交換データベースだったとすれば、この2つのデータベースの関係性はわかりやすくなりますよね。
データベースで参照する印が外部キーですから、参照元となる主キーのデータは必ず存在していなければなりません。主キーが無い外部キーは、意味が載っていない辞書のようなものです。何回調べてもそれが何か分からなくないままです。
A表がマスタデータ、と言った方がわかりやすい人もいるかもしれませんね。
外部キーは何度重複しようと問題ありませんが、主キーは重複は許されません。辞書に同じ言葉は2つ続けて載っていませんよね。それと同じです。
主キーは削除することが出来ますが、外部キーが無い場合にのみ可能です。外部キーがある場合には、主キーは削除できません。また、情報が無い空白は可能です。
外部キーはどこから参照するか、ということなので、新規の情報ができた際には主キーへの入力が必要になります。一時的にも主キーの存在しない状況は認められません。認められるのは空白の値の時のみです。