第23問
平成 26 年に、中心市街地活性化法の一部が改正された。改正前に、内閣官房・ 中心市街地活性化推進委員会が中心市街地活性化に向けた制度・運用の方向性(平 成 25 年 12 月)をとりまとめた。
当該報告書における、平成 26 年改正前の中心市街地活性化法に基づき認定された中心市街地の状況に関する記述として、最も適切 なものはどれか。
ア 認定された中心市街地内における大規模小売店舗の出店件数(大規模小売店舗 立地法に基づく届出数)は、認定された中心市街地外と比べて多かった。
イ 認定された中心市街地内の小売業の事業所数・年間販売額は増加していた。
ウ 平成 24 年度末までに基本計画が終了した市町村において、基本計画に設定された評価指標のうち、目標を達成した評価指標は全体の5割に達していた。
エ 平成 24 年度末までに基本計画が終了した市町村において、基本計画に設定された評価指標別の目標達成率としては、「通行量」、「施設入込数等」が比較的高いのに対し、「空き店舗等」が低かった。
中心市街地活性化推進委員会が中心市街地活性化に向けた制度・運用の方向性の報告書を見ていなければ少し厳しい問題でした。
大規模小売店舗立地法の制定以降も郊外への出店は加速し、中心市街地への出店が少なかったため、コンパクトシティ化への遅れが懸念されています。また、認定された小売業の事業所数・年間販売額も減少、目標を達成したものは全体の29%(取りまとめ時点)でした。
正解はエです。