平成28年運営管理

棚割の改善策 | 運営管理H28-29

第29問
下表は、商品 A から商品 E の5商品の販売棚における陳列数と最近1か月の売上数量を示したものである。これらの5商品の商品単価と商品パッケージのサイズ は同じで商品棚に陳列できる最大フェイス数は 20 とした場合、棚全体の売上数量を増やすために商品棚割を改善する考え方に関する記述として、最も適切なものを 下記の解答群から選べ。なお、期間中に品切れは発生していなかったものとする。

解答群


ア 売場面積あたりの生産性が最も高い商品 A のフェイス数を増やす。


イ 商品 D と商品 E のフェイス数を2ずつにそろえる。


ウ 商品補充の作業性の面で最も効率が悪い商品 D のフェイス数を増やす。


エ フェイス数を1つ増やしたときに売上数量が増えるフェイス効果は、商品A より商品 E の方が高い。

1フェイスでどれだけ売れているか

商品を陳列棚に配置する際に、どの商品を何列にするか決める事は非常に重要です。売れ行きの良い商品はフェイスを増やすことで、より目立たせる事ができ、売上向上につなげる事ができます。

いま、フェイス数とその販売数が分かっており、最大フェイス数は20までとなっています。最適化させてより売り上げを伸ばすにはどうすべきかを問われています。

これを求めるには、1フェイスあたりの販売数量を出す必要があります。

ABCDE
販売棚のフェイス数86231
売上数量12050506020
1フェイスあたり158.33252020

1フェイスあたりが最も高いのはCになり、最も低いのはBです。アは間違いという事になります。

また最も1フェイスあたりの売り上げ数量が高かったCはフェイスを増やす判断はできます。Bを1減らしてEを2にする判断は考えられなくもありませんが、Dを減らす判断はありませんのでイとウも間違いです。

よってエが正しいという事になります。