第37問
物流センターの機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア クロスドッキングとは、物流センターの荷受場で、入荷品を事前出荷通知に基づき保管するか出荷するかを識別して、出荷品を出荷場に通過させることである。
イ 店舗に対して一括物流を行うには、物流センターで在庫を持つ必要がある。
ウ 店舗の発注から店舗への納品までの期間は、一般的に、在庫を持たない物流センターを経由して納品する方が、在庫を持つ物流センターを経由して納品するよりも短い。
エ 包装は、内装と外装に大別され、前者を商業包装、後者を工業包装ともいう。
オ 保管機能とは、商品を一定の場所で、品質、数量の保持など適正に管理し、空間的懸隔と時間的懸隔を克服するものである。
物流センターの機能
入荷、検品、保管、搬送、仕分、流通加工、出荷が物流センターの主な機能です。
トランスファーセンター

クロスドッキングを行う物流センターはクロスドッキングセンター、またはトランスファーセンターと呼ばれます。
店舗に近い場所に配置されたトランスファーセンターは、荷物を短時間で集め、仕分けと検品をし、一気にそれぞれ店舗へ配送させます。在庫保管機能は持たず、商品は迅速に出荷されます。
ただし出荷トラックの時間までの一時保管機能は有しています。これにより店舗への一括物流も可能になっています。
荷主からの到着を待ってから仕分け後に配送されるため、店舗側が発注をかけてから到着するまでのリードタイムは長くなります。
ディストリビューションセンター
メーカーからの在庫を保管して配送する物流センター。企業が自社製品専用で持つ配送センターはこの形態をとる場合が一般的です。
店舗からの注文に迅速に対応できるので、発注からのリードタイムは短い特徴があります。
以上よりアが正解となる。