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市場競争の問題 | 企業経営理論H28-7|新入社員でも分かる経営学
平成28年企業経営理論

市場競争の問題 | 企業経営理論H28-7

第7問

業界での競争地位によって、企業はリーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャーに分類できる。そのなかで、チャレンジャーとニッチャーに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア チャレンジャーは、業界で生き残ることを目標に、購買の動機として価格を重視するセグメントをターゲットにし、徹底的なコストダウンを行い、代替品を低価格で提供していく戦略を採る。

イ チャレンジャーは、市場全体をターゲットとするフル・カバレッジにより、リーダーの製品を模倣していく戦略を採る。

ウ チャレンジャーは、リーダーに対する価格・製品・プレイス・プロモーション という4Pの差別化よりも、ドメインの差別化を行う。

エ ニッチャーは、狭いターゲットに対して、業界の価格競争には巻き込まれないように閉鎖型の販売チャネルを採用して、媒体を絞り込んだプロモーションを展開する。

オ ニッチャーは、自社が属する業界のライフサイクルの導入期に活動が活発になり、他社の行動を追随する同質化を推進し、市場全体の規模を広げる役割を担っている。

 

市場占有率による戦略

リーダー企業とは市場シェアが最も高い企業です。日本の自動車で言えばトヨタ自動車がリーダーです。

チャレンジャーとはリーダーに挑戦する企業です。日本の自動車で言えばホンダや日産がチャレンジャーです。機を狙ってリーダーの牙城を崩しにかかる企業です。

フォロワーとは現状を維持する企業でリーダーに挑戦を挑みません。日本の自動車で言えばマツダや三菱でしょう。普段は市場維持に専念しますが、時折チャレンジャーの牙城を崩そうとする場合がありますが、基本的には中・低価格志向で、他社の行動と同質化します。

ニッチャーはリーダーが取りこぼした部分で勝負する企業です。日本の自動車で言えばスズキなどでしょう。

さて、リーダー企業はあらゆるニーズに対応しようと動きます。これをフルカバレッジといい、市場に存在する全ての顧客をターゲットにするという意味です。品揃えが豊富に揃っているので全方位に対応できるのがリーダーです。

チャレンジャーはリーダーの圧倒的な市場シェアを奪いにかかりますが、経営資源の差や質の差があるため、リーダーよりやや少ないターゲットを狙わざるを得ません。これをセミフルカバレッジと言います。大体カバーできているけれどもリーダーほどではない、という程度です。リーダーの取れない大胆な戦略を採用することがあるため、低価格だけではなく高価格に思いっきり振った商品も販売します。

ニッチャーはライフサイクルの成熟期に活動が活発となり、他社の取りこぼしたニッチな市場で生存することを狙いにしています。特定の市場に集中するため、市場全体を広げることはほとんどありませんが、それによって競争が激化することもありません。

正解はエです。