「今月はこの商品を売れるようにしてくれ」
上司からの指示では良くある話です。「こんなの売れるわけないじゃないか」と思ったとしても、売らなきゃいけないのが平の勤め。

物を売りたきゃ目立たせてなんぼ
今月どうしても売らなければいけない商品がある。そんな時はとにかく盛ります。尋常ではないほど盛ります。まずは来店客全員が必ず見るようにしなければ売れません。
商品に気づいた上で、興味があれば足を止めてくれます。あとは欲しいか欲しくないかで決まります。どの商売にしてもそうです。
他の商品が欲しいと思っていても、「激安」「大特価」「大売り出し」「当店限定企画」「お一人様1個まで」などのさらにキャッチなコピーがあれば、興味本位で購入する方の数も増えていきます。
スーパーの入り口を入ったすぐのカップラーメンの山積みや、ジュースの山積み、ドン・キホーテの店内、あなたも思い浮かぶシーンが少なくともあるはずです。その上でちょっといいなと思えば足を止めますし、要らない場合は素通りしていきます。
さらに成約率を高めるために、専門の販売員を設置したり、そこだけ音楽をかけてみたり、パンフレットを手渡したり、セット割引を導入するのです。
商品点数が例え少ない場合でも、上げ底にして盛ってあるように見せかける事で対処ができます。積み上げられない場合も空箱などでピラミッドを作ったり、その他の商品とセットにしてみるなどの工夫もできます。