第16問
ただし、Y は生産量、K は生産における資本投入量、N は生産における労働投入量である。
このときの記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a この生産関数において、投入される資本の限界生産力は一定である。
b この生産関数において、投入される資本の限界生産力は逓減している。
c この生産関数では、ある状態から資本投入量と労働投入量をともに2倍にすると、生産量も2倍になる。
d この生産関数では、ある状態から資本投入量と労働投入量をともに2倍にしても、生産量は2倍には及ばない。
解答群
ア aとc
イ aとd
ウ bとc
エ bとd
生産関数
0.5乗は√ なので、Y=√K × √N ということになります。
限界生産力は投入する生産資本を1増加させた時の生産量の変化量の事です。
資本投入量は、例えばKが2の時は1.414…、3の時は1.732…、 4の時は2になりますから、Kが一定値で増えても限界生産力は一定にはならず、逓減していきます。
また、分かりやすくKとNがともに4だとしましょう。√4×√4です。
√は2乗すると√が外れるので、Y=4となります。
では2倍にしてKとNがともに8になりました。√8×√8=8です。
よってYも2倍になるという事になります。
正解はウとなります。