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産業連関表に関する問題 | 経済H27-22|新入社員でも分かる経営学
平成27年経済学

産業連関表に関する問題 | 経済H27-22

第22問
下表は、中小企業庁が公表している「2005 年規模別産業連関表」の一部を抜き出したものである。


「一般機械(小)部門が電力・ガス・水道部門から購入した中間投入財の金額」(以下、「中間投入財」という。)と「一般機械(小)部門が生み出した付加価値額」(以下、「付加価値」という。)の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

解答群
ア 中間投入財: 230 億円 付加価値: 6 兆 660 億円
イ 中間投入財: 230 億円 付加価値:11 兆 7,120 億円
ウ 中間投入財:1,670 億円 付加価値: 6 兆 660 億円
エ 中間投入財:1,670 億円 付加価値:11 兆 7,120 億円

産業連関表の見方

産業連関表は、産業がどの産業にどれだけ投入または取り引きされているかを示す表です。

大前提として、縦と横の生産額は必ず等しくなるように作られます。これは経済学の「生産されたものはすべて消費されたと考える」ことから来ています。

列はその産業に投入された財を表しています。

図表では、投入された産業の財の合計と国内生産額が一致しません。その差分が「付加価値」となります。GDPでも消費と生産は等しかったですよね。

投入額

ここで気になるのが「内生部門計」の行列です。問題をあまり考えずに解くとここを見落としてしまいそうになります。

内生部門の領域は色付けした部分です。問題文にもありますが、この表は一部を抜粋したものです。例えば一番左の一般機械(小)は、1842、167しか縦に数字がありませんが、本来はその下に様々な産業が隠れていて、その合計が9610になる、というわけです。

ではここで問題と数字を見てみましょう。

まずは「 一般機械(小)部門が電力・ガス・水道部門から購入した中間投入財の金額 」ですね。中間「投入」なので下に見ていく時の数字です。

一般機械(小)は一番左の列を見ます。電力・ガス・水道部門の行には167(10億円)とあります。これがこの投入財金額です。

これでウかエに絞れました。

「一般機械(小)部門が生み出した付加価値額」ですね。

一般機械(小)では、同じく一般機械(小)から1兆8420億円投入、電力ガス水道から1670億円投入・・・とありますが、それらを含んで合計した内生部門計には9兆6100億円を投入と表記されています。生産された額6兆660億円との差額が4兆570億円です。この分が付加価値額となります。

以上の事から、正解はウとなります。

行は生産需要を表す

横は生産を表す

問題には使いませんでしたが、横に見ると生産を表します。項目にもありますが、横に見ていくと需要を表します。その項目がどれだけ「買われたか」です。

今回の問題は「中間投入財の額」を聞かれたので縦に見ましたが、「中間需要財の額」と聞かれていたなら横に見ていく必要があった、というわけです。

縦が投入、横が生産需要と覚えておくと、産業連関表はさほど怖くないジャンルになるはずです。