平成29年経済学

失業率の推移 | 経済H29-1

第1問
下図は、日本、アメリカ、EU の失業率の推移を示している。 図中のa〜cに該当する国・地域の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

解答群
ア a:EU b:アメリカ c:日本
イ a:EU b:日本 c:アメリカ
ウ a:アメリカ b:EU c:日本
エ a:アメリカ b:日本 c:EU
オ a:日本 b:アメリカ c:EU

まず日本の失業率は2002年の5.36%が最高で、2017年には2%台にまで低下してきました。世界的に見ても低水準で推移しており、その理解があればCが日本であることがわかり、アとウに絞ることができます。

世界的に失業率の高い国・地域で言えばEU経済圏です。特に近年では難民問題も顕在化し、EU圏内における経済格差も問題となっているので、2013年の10.9%を最高に高水準を推移しています。2017年には7.3%まで低下しています。

アメリカはリーマンショックの余波も落ち着いており、2017年には4.1%まで低下してきています。

ISISの問題やギリシャ財政破綻問題など、何かと経済不安の大きなEUは高い失業率であることを覚えておけば、正解はアであることが導き出せると思います。