平成29年経済学

価格と消費者余剰について | 経済H29-10

第10問
価格と消費者余剰について考える。下図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

解答群
ア 価格が P0 のとき、消費者が Q0 を選択する場合の消費者余剰は、消費者の支払意思額よりも大きい。

イ 価格が P1 のとき、消費者が Q1 を選択する場合の消費者余剰は、Q0 を選択する場合の消費者余剰よりも大きい。

ウ 価格が P2 のとき、消費者が Q1 を選択する場合の消費者余剰は、Q2 を選択する場合の消費者余剰よりも大きい。

エ 価格が0のとき、実際の支払額は0なので、消費者が Q0 や Q1 を選択しても、消費者余剰は得られない。

消費者余剰は0個の時が最大になる

消費者余剰は買おうとしていた価格-実際に買った価格のことです。

具体的に見ていきましょう。この需要曲線で、「買おうとしていた価格」は、縦軸に接する部分です。仮に点Pとしますと、今お財布の中には点P円分入っているということになります。点P円分出せるけれど、1個も買っていないので、残るお金は最大、ということです。

さて、P0の価格の時、Q0個買います。P0から横に点線が伸びていて、需要曲線に接する点をAとしましょう。この時、点P円分買おうとして、実際に買ったのが点A円分でした。残ったお金を表すのは、△P P0 Aの部分だと言えますね。これが消費者余剰です。なお支払意思額は、P 0 Q0 Aで囲まれる部分になるので、アが間違いだと言えます。

P1の時、Q1を洗濯する場合の消費者余剰ですが、P1から点線が右に伸び、需要曲線と接する点をBとします。この時の消費者余剰は、△P P1 Bの部分です。Q0を選択する場合よりも大きいですから、イが正しいことがわかります。

グラフの見方さえわかってしまえば、サービス問題だと言えますね。
くれぐれも、実際の支払額が0となる場合が最大余剰だということをお忘れなく。