第19問
公共財や私的財などの財の特徴として、最も適切なものはどれか。
ア 海洋漁業における水産資源は、すべての漁業者が無償で等しく漁を行うことができるという理由で、競合的な性格を持たない。
イ 公共財の場合だけでなく、競合性と排除性を持つ私的財の場合にも、フリーライダーは出現する。
ウ 公共財は、競合性と排除性を持たないので、等量消費が不可能になる。
エ 有料のケーブルテレビは、その対価を支払わない消費者を排除できる排除性を持つが、対価を支払った消費者の間では競合性がない。
海洋漁業における水産資源は漁獲量に限りがあるため、競合的な性格を持つことがあります。
フリーライダーが出現するケースは、非競合性、非排除性を持つもので出現することになります。
公共財は競合性と排除性を持たないので、等量消費が可能になります。
有料のケーブルテレビは契約しない者を排除する一方で、契約しさえすれば誰でも平等に消費できるため競合性はありません。