ビジネス書レビュー

一流の記憶法 著:六波羅 穣

記憶力を向上させたい、というのは誰にでも当てはまる悩みです。

試験勉強の内容を忘れないようにしたい。

人の顔と名前を忘れないようにしたい。

スケジュールを忘れる癖をどうにかしたい。

読んだ本の内容を覚えておきたい。

それが訓練できる方法を教えてくれるのがこの本です。

本書の著者は、この記憶術によって東京大学に入学したと明言し、また家庭教師時代にもこの記憶術によって生徒を名門大学へ入学させた六波羅氏です。

kindle専用本ながら高評価レビュー

この本は残念ながらkindleのみで公開されている専用書籍です。

2月3日現在で181件ものレビューがついており、星4が20%、星5が60%と高評価となっています。これはkindle限定の書籍としては非常に稀です。

多くのレビューでは、記憶する方法が分かって有益だった、参考になったというものが多い。

→アマゾンレビューを確認

記憶し続けるには「思い出す」必要がある

物を忘れない、という事は「覚えている」という事と「思い出せる」という事ですよね。

例えば好きなドラマがあるのが月曜日の夜9時だと記憶し、楽しみに待っているのに、肝心なその事実を夜10時に思い出す、というのはよくある事だと思います。

買わないといけなかったはずの牛乳を、買い物から帰ってきてから思い出す、という事も誰しも経験した事がありますよね。

記憶しているのに、肝心なタイミングで忘れてしまう。それは果たして記憶の問題でしょうか。実はこれは「想起」の問題だ、というわけです。

本書では「記銘」「保持」「想起」の3ステップによって記憶は成り立っている、という前提で進みます。

つまり、正しく覚えて、その記憶を忘れずに過ごした上で、必要な時に思い出せるようにしてはじめて、「物を忘れずにいたい」というニーズが満たせるという事がかかれています。

記憶すれば保持しやすいようにできている

エビングハウスの記憶実験」が第1章の「忘却」に紹介されています。

一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたかを調べる実験です。

%が低いほど、再度それを覚えるまでに節約できた、すなわち覚えるのに労力を使わずに済んだことを意味します。

20分後、節約率が58%
1時間後、節約率が44%
1日後、節約率が34%
2日後、節約率が27%
6日後、節約率が25%
1ヶ月後、節約率が21%

(節約率)=(節約された時間)÷(最初に要した時間)

ここから分かる事として、「覚えた直後は急激に忘れるが、時間がたつほどに忘れにくくなる」と紹介されています。

つまり、1度記憶が定着してしまえば、それを思い出す事はたいして大変な事ではない、という事です。

受験生にも社会人にも有益なknow-how本

本書はいかに記憶するかにのみ焦点を当てた電子書籍です。

受験勉強、資格試験にも大きく役に立てる事も出来ます。

一度正しく記憶しておけば、試験の直前にパラパラと見直すくらいでその記憶を呼び起こすことが出来るよ、という事です。

すんなり読むことが出来る文章なので、忙しい人でも通勤通学の間でさらっと読む事ができると思います。

また、これはノウハウ本です。覚えるための方法が、だれでもできるような簡単なものから始まり、最終問題は次のような内容に仕上がっています。

もちろんこれを読めばすぐに、というわけにはいきません。それなりの訓練が必要です。

52枚のトランプの順序を覚える程度であれば、1週間程度で記憶できるようになるとのこと。

誰にも記憶する方法を教わったことのない人がほとんどでしょうから、この機会に記憶する方法論について知っておくとよいでしょう。

kindle unlimitedのユーザーは無料で閲覧できます。
その他の方でもたった、298円です。300円で一生使えるノウハウが手に入るので、騙されたと思って読んでみれば、きっとこう思うでしょう。

「これは誰かに教えたい!」

→アマゾン「一流の記憶法」を確認