
モチベーションを上げる方法を100通り紹介
やらないといけないのに、やる気が起きない。そんなことは良くあります。やる気を出さなきゃいけないのに、何も手につかない。そんな時にヒントをくれる一冊が登場!
モチベーションアップには興味があるのに、自己啓発本を買ってみたら全く自分には合わなかった。そんな経験は読書する方なら誰しもあるのではないでしょうか。
この本はそんな人に「次に買うべき1冊」の指針となってくれるはずです。
なぜなら、モチベーションアップの方法を100通りも紹介してくれているからです。その情報の全ては、スタンフォード大学、ハーバード大学、コロンビア大学など、名だたる研究機関で論文発表された、効果が検証されたものばかりという信憑性の高いものです。
自分にも相手にも使えるモチベーションアップ術
この本は大きく7つのチャプターに分けられています。
- chapter1 動機付けのモデルケース
- chapter2 人材育成のモデルケース
- chapter3 目標設定のモデルケース
- chapter4 意思決定のモデルケース
- chapter5 人脈作りのモデルケース
- chapter6 自己管理のモデルケース
- chapter7 発想転換のモデルケース
それぞれのチャプターには10個以上のモチベーションアップ方法がまとめられています。
非常に読みやすく書かれているので、普段読書をしていない人でもスムーズに読み進められる1冊です。
全体的に同じ構成で、左ページには要約を簡単にまとめた図解、右ページには解説文となっているので、左ページだけを読み進めるだけで100通りのモチベーションアップ術を知ることができます。
自分に合いそうなやる気アップの方法を見つけられる
この本は広く浅く書かれているため、モチベーションアップの種類を知るには適していますが、深く取り組もうとする場合には専門書の助けを得る必要があります。それが唯一この本のデメリットです。
しかしメリットもまたそこにあり、「モチベーションを上げる」という目標を実現するための方法を100個知ることができます。冒頭に述べたように、自己啓発書を買ったはいいが自分に合わなかった、という結果を避けることができるようになります。
それぞれの項目には、どの研究機関の何の実験による結果かが明記されているので、詳しく調べることもできます。
一部抜粋 夢を実現させたい場合はどうすればいい?
「ポジティブな空想は人をリラックスさせる。と同時に人の行動力を奪う可能性がある。<190頁>」
目標達成に積極的な人の多くは目標達成した自分の姿をイメージすることが重要と解きます。しかしこの事例では目標達成した自分像のイメージはリラックスさせる効果があるものの、考えすぎると行動に移せず、最初の一歩が踏み出せないことになる。逆にすぐに行動を起こしたければ「人はやるしかないという状況に追い込まれれば、頭と体をより動かせる<191頁>」という。
一部抜粋 言葉や姿勢はモチベーションに影響するか?
「触れる言葉、使う言葉によってストレス量は変化する。<199頁>」
「気分が姿勢に影響を与える一方、姿勢も気分に影響を与える。<180頁>」
「何をすべきかに意識を向けると、具体的な行動をしやすくなる<96頁>」
「言霊」と言われるくらい、言葉には力があります。ポジティブな言葉を多く使う人ほどより好まれ、ネガティブな言葉が多い人ほど付き合いたくない、というのは誰しも納得するところと思いますが、それが脳にどう影響するのかまで、この本では知ることができます。
夢を実現したいとき、目標を達成したいとき、困難なタスクを抱えている時に、乗り越えるためのモチベーションをどう作ればいいのかがわかります。
ビジネスに、スポーツに、勉強に活用できる
部下が育ってくれないのは、自分が部下の思考を停止させてしまっているのかもしれません。うまく練習に集中できないのは、自分が目標を想像しすぎているのかもしれません。
モチベーション、やる気で何か悩むことがある場合は、この100個の方法の中からまずは解決策を見つけられるかもしれません。
目の前の雲がパッと晴れるような体験が待っているかもしれません。デスクの中に1冊置いておくだけで、困った時の1冊になってくれること間違いなしです。
